情報・通信・メディアの歴史を知り、その役割や可能性を考えることは、現代・未来社会に大切であるという、研究者らがまとめた本。情報通信は、便利な要素がある一方、負の側面もある。また、政治経済や戦争、文化、歴史の転換点を生み出す要因にもなる。歴史を通し、「見えない労働者」と「画像送信」という技術と未来社会はどのように向き合っていくかなどの案もつづられる。通信技術の恩恵を受ける、現代に生きるすべての人が、高校のカリキュラムに加えられた「情報」分野の歴史を、本書のような書籍で勉強できる機会があればよいのに、と常日頃から思っている私である。1人でも多くの人に知ってもらえればと、今回とりあげた。
ISBN:978-4-634-44523-9
Cコード:0022
B6変型判 212ページ
定価:1,800円+税
発行:山川出版社
Cコード:0022
B6変型判 212ページ
定価:1,800円+税
発行:山川出版社