酒肴(しゅこう)・魚料理研究家の著者によるフライパンで簡単に作る魚のレシピ集。副菜を含めた和洋中の料理の作り方とコツを紹介する。フライパン1つで作る料理のアイデアを集めている私としては、大変助かる本であった。著者は子どもの頃から魚が好きだったという。魚料理への思いも伝わる1冊。
Cコード:2077
B5判 定価:1,300円+税
発行:池田書店
酒肴(しゅこう)・魚料理研究家の著者によるフライパンで簡単に作る魚のレシピ集。副菜を含めた和洋中の料理の作り方とコツを紹介する。フライパン1つで作る料理のアイデアを集めている私としては、大変助かる本であった。著者は子どもの頃から魚が好きだったという。魚料理への思いも伝わる1冊。
イギリスの経営学教授のアンドリュー・スコットと、経済学教授のリンダ・グラットンによる、2020年刊、『The New Long Life: A Framework for Flourishing in a Changing World』の邦訳本。世界の長寿の概念を探求する。医学の進歩により、人間はより健康で長生きするようになったが、社会構造や働き方は追いついていない。本書は、生涯学習、仕事と退職のモデルの見直し、変化への適応力などの必要性を主張する。著者2人の2016年刊『Life Shift』に続いて、生き方を考えさせられる内容だ。明日何かによってお迎えがくるかもしれないが、テクノロジーと科学の発展により100歳まで生きるかもしれない私たち。生き方と働き方の改革は必要なのだ。
西欧での研鑽(けんさん)を積んだ経験のある料理研究家がまとめた、必要最低限の材料、調理方法、道具を使った、シンプルな「フランス的」な料理のレシピ本。10~15分の調理時間で、道具は1つ、味付けは塩のみの、50以上の肉、魚介、野菜料理を紹介している。著者は、お子さん2人が独立したのをきっかけに、フランス在住時代の、現地のマダムたちが作る合理的な食事を思い出し、工程が簡単なレシピを考案したという。良いヒントをたくさんもらえる本である。私自身が、身体の都合で、味付けは塩のみ、環境的な都合で、少ない器具を使って調理する毎日を過ごしているので、大変参考になった。多忙で料理好きな人、外食や出来合いのものでは満足できない人には、特にお勧めの1冊。
1982年に刊行された、小説家でエッセイスト、林真理子さんのエッセイ集。結婚願望や恋愛、仕事、女性としての生き方、社会風刺などが、ユーモラスにつづられている。私の中で「天才」に位置づけられる著者のデビュー作は大変おもしろい。発表された頃は、コンピュータもインターネットも特別な人たちだけのものだけで、もちろん、誰もが発信ができるソーシャルメディアも存在しない時代だ。著者の率直な発言は、女性たちの代弁者として、羨望の対象として、心を捉えたことだろう。林さんの作品は、大学生の頃に『葡萄が目にしみる』1冊読んだ。しかし当時の私には響かなかった。ところが、時がたって『野心のすすめ』を読んだ時から、すっかりファンになってしまった。以来、小説もエッセイも、今では動画チャンネルまでをチェックするようになった。何かを成し遂げたいと考えている、特に女性には、ぜひ読んでいただきたい1冊。
1989年刊行のアメリカの作家で経営コンサルタントのスティーブン・リチャーズ・コヴィー(1932~2012)による『The 7 Habits of Highly Effective People』の邦訳本。誠実さ、公正さ、奉仕、人間としての尊厳を持って生きることを説く。著者は「依存から自立へ、そして相互依存へと至る「成長の連続体」を導くプロセス」として、「私的成功」「公的成功」「再新再生」の習慣をあげる。「私的成功」の3つの習慣は、効果的な個人管理の基礎を形成し、「公的成功」では、他者との効果的な交流と協力に焦点をあてる3つの習慣を、「再新再生」では、自己再生を通じて、肉体的、精神的、感情的、霊的に刷新する。これらを取り入れることで、人生のあらゆる領域でより大きな自己実現を達成できるという。人生において一度は読んで刺激を受けるのが良い1冊であろう。合計7つの習慣については、本書をぜひどうぞ。
2018年に刊行されたカナダの心理学者による『12 Rules for Life : An Antidote to Chaos』の20年初版の邦訳本。個人的な責任を負い、目標を設定する、秩序と規律を守る、困難に立ち向かう、自分と他人を尊重するなどを取り上げ、12の原則をまとめている。読みごたえのある自己啓発本だ。興味のある原則の章だけを読むのもお勧めである。
2015年にアメリカのジャーナリストが発表した『Tasty: The Art and Science of What We Eat』の2016年刊行の邦訳本。複雑な味覚を、科学的、かつ、文化的な側面を掘り下げた内容だ。人類の味覚の進化、祖先の食生活や料理の発明、風味が人間の体や脳にどのような作用があるか、また、子どもが偏食になる理由や、嗜好とマーケティングなどについて説明される。少し古い本だがおもしろく読める。自分の食事方法が正しいかの確認ができる情報も書かれていた。健康や体を整えたい場合、人類の歴史を追うのは必須なのである。ハウツー本ではないが、食事をコントロールしたい人などは、知恵になることを発見できるはずなので、ご一読を。