トップトレーダーたちの「座右の銘」をまとめた本。本書に数多く出てくる「トレード」や「トレーダー」を、「仕事」「人生」に置きかえて読むと、励みになるという。本来は、マーケットの土俵に立つ人々が読む本なのかもしれないが、人間はどんな場面でも、感情をコントロールし、謙虚に、一生懸命に生きることが大切だと思わずにいられなくなる。
Cコード:0036 B6判
72ページ
定価:1000円+税
発行:パンローリング
2023年12月6日にスタートした、本の紹介ブログサイト「16 pages(16ページ)」です。平日の午前に、公開日前後に発売の書籍や雑誌などの情報を掲載します。Amazon Affiliate リンクを含みます。 ※都合により、24年7月29日からしばらくの間、休載します。
トップトレーダーたちの「座右の銘」をまとめた本。本書に数多く出てくる「トレード」や「トレーダー」を、「仕事」「人生」に置きかえて読むと、励みになるという。本来は、マーケットの土俵に立つ人々が読む本なのかもしれないが、人間はどんな場面でも、感情をコントロールし、謙虚に、一生懸命に生きることが大切だと思わずにいられなくなる。
西欧での研鑽(けんさん)を積んだ経験のある料理研究家がまとめた、必要最低限の材料、調理方法、道具を使った、シンプルな「フランス的」な料理のレシピ本。10~15分の調理時間で、道具は1つ、味付けは塩のみの、50以上の肉、魚介、野菜料理を紹介している。著者は、お子さん2人が独立したのをきっかけに、フランス在住時代の、現地のマダムたちが作る合理的な食事を思い出し、工程が簡単なレシピを考案したという。良いヒントをたくさんもらえる本である。私自身が、身体の都合で、味付けは塩のみ、環境的な都合で、少ない器具を使って調理する毎日を過ごしているので、大変参考になった。多忙で料理好きな人、外食や出来合いのものでは満足できない人には、特にお勧めの1冊。
野菜中心のコース料理に定評がある、銀座の日本料理店の初代料理長が、野菜だけを使った423品の料理と調理法を紹介した本。春夏秋冬の旬の野菜を「煮る」「焼く」「揚げる」、「ご飯と麺」や「汁もの」、「甘味」など、家庭で作るからこそ、おいしく作れる方法を披露している。材料、盛り付け、器、著者の選ぶ言葉は、読者それぞれの毎日の料理や食事が、より良いものになるようなヒントを与えてくれる内容である。著者が料理の心を学んだという尼僧の逸話と、その章の料理にはとりわけ感動した。
整理収納アドバイザーの著者が、賃貸55㎡の3DKで、夫婦と高校生から小学生までの三男一女の6人家族で、快適に暮らす方法をまとめた本。ポイントは「ムダな家事、ムダな動きを省く。優先順位をつけて、24時間の使い方を工夫する」。著者一家は、フリーデスク、ファミリークローゼットを設置し「24時間フル稼働」させ、物を増やさない定数化のルールを決め、「おうちポスト」と「一時置きボックス」を作って、6人分の書類を管理するなど、ロジカルな家事を実践しているという。スマートでクリエイティヴな生活をされているご家族という印象である。1人暮らしでも、2人暮らしでも、多くの人が、このお宅の方法を参考にできるのではないか。書類の管理については、色々な仕事をやったり、年齢を重ねたりすると、種類や量が増えていくので、ヒントをもらった。
経済アナリストの著者による、「将来の年金受給額が夫婦で月額13万円に下がることを前提に、その範囲で楽しく暮らす方法を紹介」した本。著者の分析や経験に基づき、年金、定年後の仕事、終の棲家、相続・贈与など、多岐にわたって、説明されている。まだ時間がある、などは考えずに、それぞれの項目について、情報集めを行い、常にアップデートし、準備をしておくのが良いのだろう。「楽しく暮らす」とは、自発的に、賢く過ごすことがよくわかる内容である。同時に、健康と体力を第一に考えて暮らしていく必要があると感じた。
クリーニングのプロ3人組による、正しい洗濯の方法がまとまった本。洗濯の基本や臭いのシミの落とし方、洗濯機の活用術、乾燥術、洗剤の選び方などがわかる。洗濯は日々行う大切な家事であり、失敗も含めて、毎日が実験と研究の場である。本書には、洗濯する読者が、「やはりそうだったのか」と納得することと、「知らなかった」の発見が、それぞれ書かれている。汚れや臭いのない衣類を身に着けたり、小物を持ったりするためにも、無駄なお金を使わないためにも、家庭で洗濯する全ての読者におすすめの1冊である。
早起きが簡単にできる方法が書かれた本。著者は、高校時代、偏差値30台、退学寸前の問題児だったが、転機が訪れたことにより、早起きと勉強する生活を始めた。大学入学と卒業、さらに、海外の大学で心理学の修士課程を修め、帰国後は英会話スクールを設立し、実績をあげているという。本書は、著者の、高校からの学生時代の経験や、専門分野での知見を通し、「朝時間がもたらす劇的な効果」「仕組みで早起きするコツ」「早起きトリガー」「朝時間の活用法」「パフォーマンスを上げる生活習慣」をまとめている。早起きしたい人は、ご一読を。個人的には、周りで、80、90過ぎても元気な人は、若い頃から、早起き、かつ、早寝の生活をしていた人が多いように感じている。
山岳遭難や登山技術、沖縄、自然、人物などをテーマに執筆活動する著者が、アウトドアで安全に身を守るための知識をまとめた本。山、動物、毒、川や海での、53件の死の事例を通して、最低限知っておいたほうがよいことが書かれている。かつてはアウトドア派で、現在は身体の都合でインドア派になった私には刺激的な1冊であった。体験しないと忘れることがたくさんある。自然の中で何かをやる場合、予め頭に入れておくことがあり、体力や体調、服装も整え、さらに自然に歯向かわないことは大切、ということだ。そして、もう一歩で死ぬところだった体験の記憶がよみがえった。アウトドアで亡くなった知り合いたちのことも思い出した。著者は、本書を読んだ人のために「オススメの本」を紹介している。アウトドアを楽しむ前にそれらを読んで勉強を。インドア派の人は、外で活動しない分、人間がコントロールできない自然の摂理に触れるために、ご一読を。