Cコード:0034
四六判
188ページ
定価:1,400円+税
発行:現代書林
経済評論家の著者が、「読書によってお金持ちになる、本を読むことでお金持ちになりたい人のため」にまとめた、2022年初版の本。目的のために本を選び、学び、試し、実行に移してみない限り、お金は増えないが、「読書は現代の錬金術」であり、著者自身が本で方法を学んだという。十代の頃の話、なぜ本というメディアを勧めるか、目的のために読むべき本や読まない方が良い本、読書習慣を身につけ方、読書するためのツールなどがつづられ、「お金持ちになるための最強本」として、袋とじで15点の紹介もある。本書の本体価格は1200円。お金持ちになりたい人も、知的好奇心のためだけに読書する人も、ぜひ手にとってもらいたい。
アメリカのコンサルタントで心理学士の著者による、1999年発表の『Life Strategies: Doing What Works, Doing What Matters』の邦訳本。2008年初版。人生のあらゆる場面で起きることの現実を受け入れ、否定、思い込み、惰性などを消し去り、人生改革のきっかけをつかむ方法が書かれている。本書は、狂牛病の危険性を発言したことで、誹謗中傷を受けたり、多額の賠償金を求められたりして、理不尽な窮地に立たされた、女優で司会者、実業家のオプラ・ウィンフリーのエピソードから、進んでいく。著者は「現実が間違っている」「自分が正しいことは自然と証明されるはず」と自分の殻にとじこもるオプラを説得したという。「自分の生き方や考え方、態度が「正しい」かどうか自問する代わりに、それでうまくいっているか自問」することが大切なのである。また、著者の言うことをきちんとやれば、人生が好転するであろう自分自身を知る術を用意している。「人生の次元」を知ることで、優先順位も見極めることもできるだろう。子ども時代に、小さな自分ではコントロールできないことで苦労した人の事例も出てくる。本を読める健康状態であることが前提だが、もし、この投稿を読んでいる人で、そうした環境で育ち、深い傷をおったまま大人になり、暮らしや人生に支障をきたしている人がいたら、ぜひご一読を。何かが変わるかもしれない。