Cコード:0030
四六判 224ページ
定価:1,500円+税
発行:ソシム
時間の使い方と幸福度の関係性が専門の社会心理学者で、UCLAアンダーソン経営大学院教授が、2022年に発表した『Happier Hour』の邦訳本。1日24時間の中で生きる人間が、「時間貧乏」の自身に向き合い、時間のとらえ方や使い方を変え、人生を改善する方法が書かれている。具体的には、「最適な可処分時間を考え」た上で、「時間的余裕を感じる方法」「最も賢明な時間のつかい方」「やる気を高める方法」「喜びを常に更新する方法」「幸福度を上げ、成果を出す」方法、「取捨選択する方法」「スケジュールの最適化」などだ。これらを達成するための14のエクササイズの紹介や、日常生活での助言も多数ある。著者の「やることを減らしても、時間は増えない」という言葉に納得した。本当にそうなのである。また「人生の終わりを想像してみる」という案があるが、これに関しては、ただの生き物として、死に向かって生きていることを自覚し、行動することこそ、効率的、かつ、幸せな時間の使い方をするのでは、などを考えた。著者の提案は、すぐに取り入れられることも多い。「時間貧乏」から脱したい人は一読をお勧めしたい。
パーソナリティ分析、人材・組織分析、リーダーシップ開発の権威として知られ、大学教授、組織コンサルタントの社会学者が、2013年にまとめた『CONFIDENCE』の、2023年に出版された邦訳本。人は自身を過大評価しているが、利点などはなく、それをもてはやしすぎると、個人の成長を妨げる。よって実際の能力に見合った適量の自信を持つことが大切で、自らの限界を知ったほうがうまくいくという。データに基づいた言及からは、「謙虚であれ」というメッセージを感じた。私自身は、自信のなさは、心配性だと受け止めている。心配性は悪いことではなく、心理的にも物理的にも準備している場合が多いから、何かあった時に、もしかしたら対処が早いかもしれない。自信がなさそうなことで、それがよくないことだと人から批判を受けたり、本当に、何もかもに自信がない人は、ご一読を。