ムーヴィーリヴュー:『ジェイン・オースティンの読書会』The Jane Austen Book Club(ロビン・スウィコード 監督)

『ジェイン・オースティンの読書会』(原題:The Jane Austen Book Club)
監督:ロビン・スウィコード
出演:マリア・ベロ、エミリー・ブラント、キャシー・ベイカー、ヒュー・ダンシー、エイミー・ブレネマン、マギー・グレイスなど
2007年
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 アメリカのSF短編作家で小説家のカレン・ジョイ・ファウラー原作の映画。世代の異なる女性5人と男性1人が、月1回の読書会で、18世紀末から19世紀はじめの、イギリスの小説家、ジェイン・オースティンの6作について語り合い、最後は、それぞれが、愛する人を見つけたり、絆を取り戻したり、という話。会の主催は輪番だ。6人は、その時の状況に合わせた場を提供し、気張っていないところがよい。また、本作の見どころでもある、オースティン作品の登場人物と自分を重ねるところがおもしろい。世界金融危機以前、かつ、iPhoneが登場する前でスマートフォンがポピュラーではない、ガラケー的な電話の時代の映画である。スピード感がなく、コミュニケーションは手紙やメールが主体、登場人物たちもソーシャルメディア映えを意識しないところもよかった。小説をたくさん読みたくなる作品でもある。