,

ブックリヴュー:『「もう歩けない」からが始まり 自衛隊が教えてくれた「しんどい日常」を生きぬくコツ』(ぱやぱやくん 著、扶桑社 刊)

 元陸上自衛官の著者が、自衛隊員が行っている自己管理法、サバイバル術、メンタルコントロール、組織論、思考法をまとめた本。著者は、退職後、在籍時代の数多くの教えは素晴らしかったと実感し、それを広めたいと考えたという。苦しい訓練、厳しい規律、過酷な任務の中で生まれた知恵は、平常時から有事が起きた時まで、生きる上で、一般市民の生活にも役立つ。また、これから隊員になりたい人や、現・旧自衛官の身近な人は、隊員の日常の一部がわかるだろう。個人的には「「内臓の強さ」は生き物としての強さ」「疲れてくると人は密集する」「会話に暗号を用いる」「方言への指導」「死んでいないから生きている」「胸に手を当てる」などは、興味深いテーマだった。自分の生活に取り入れたいことも多数あった。自衛官の皆さま、ご苦労様ですという気持ちになる本でもある。

ISBN:978-4-594-09606-9
Cコード:0095
四六判 248ページ
定価:1,400円+税
発行:扶桑社