作家でジャーナリストの著者が、日々のインプット術とアウトプット術のノウハウをまとめた本。スマホを手放すことが難しい時代の、「気が散る」ことを利用した、書籍、ネット、SNS、ニュース、有料メディアなどの読み方、リアル書店の活用法、情報整理、効率化のためのアプリを紹介している。X(Twitter)で著者をフォローしているので、メディアの記事紹介の投稿をよく見かける。知的でニュートラルで、毎度感心させられる。その投稿の記事は、「毎日、およそ1000本くらいの記事の見出しに目を通し、それをありとあらゆるスキマ時間を使ってチェックしている」中から選ばれたものだ。いつも気持ちがよく読める投稿は、本書で書かれている全ての方法が集約されているのだろう。そして、著者の人柄も。現代に生きる人は必読の1冊。参考になることが多数ある。
Cコード:0034
四六判 404ページ
定価:1,600円+税
発行:東洋経済新報社