『どん底作家の人生に幸あれ!』(原題:The Personal History of David Copperfield)
監督:アーマンド・イアヌッチ
出演:デヴ・パテル、ピーター・キャパルディ、ヒュー・ローリーなど
2019年
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イギリスのチャールズ・ディケンズ(1812-70)の『デイヴィッド・コパフィールド』が原作の映画。この小説家の作品は、はるか昔の学生時代に『大いなる遺産』を読んだが、本作は、ディケンズ原作と知らずに見た。子ども時代、お金に苦労した本人の自伝的要素が強い作品とされ、映画でもそれが、明るく描かれている。主人公から脇役まで、人種の多様性を意識した、というか、意識し過ぎた配役も大きいのかもしれない。幸せに終わる物語でもある。映画の原題は『The Personal History of David Copperfield』。原題をそのまま生かした邦題のほうがよい場合があり、本作はそのタイプだ。ところで、作家のデイヴィッド役のデーヴ・パテールは『スラムドッグ$ミリオネア』の主人公の男の子。立派な俳優になったものだ。