ムーヴィーリヴュー:『ブックセラーズ』(D.W.ヤング 監督)

『ブックセラーズ』(原題:The Booksellers)
監督:D.W.ヤング
プロデューサー:ダン・ウェクスラー、ジュディス・ミズラヒー、パーカー・ポージー
出演:デイヴ・バーグマン、ジュディス・ローリー、ナオミ・ハンブルなど
2019年
Amazon Prime Video

The Booksellers | Official Trailer

 2019年にアメリカで公開されたドキュメンタリー映画。ニューヨークの書店業界を舞台に、ブックセラーやコレクターに焦点をあてている。
 彼らは、古書や希少本を、一点ものの美術品のように扱い、価値を決め、売買する。それはまるで、獲物を狙った「ハンター」のようだ。中年から高齢の関係者が多く、重みのある本を扱うことでの肉体疲労について語る人もいた。
 若い世代のブックセラーやコレクターも登場する。作家で評論家のフラン・レボウィッツも出演している。彼女が、地下鉄で本を読む人のほとんどが20代の若者であると編集者に話すと、キンドルを読む人は40代と答えたという。老眼も関係しているのではと思ったが、市場が小さくなろうが、紙の本の未来を感じた。
 あるジャンルの古書コレクターの私は興味深く本作を見た。読書好き、かつ、紙の本をたくさん所有していたい人や、特定の分野の本や、何かの収集家におすすめの作品である。

映画『ブックセラーズ』予告編