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ブックリヴュー:『生きて行く私』(宇野千代 著、KADOKAWA 刊)

 1996年に98歳で生涯を閉じた、大正から平成にかけて活躍した、作家、編集者、着物デザイナー、実業家の著者が、84歳のときに毎日新聞に連載した自伝的小説。山口県岩国市の生家のことから、作家になった経緯、多くの恋愛や結婚遍歴、経営していた会社の経営と倒産など、波乱万丈、かつ、ひたむきで、底抜けに明るい著者の、それまでの人生が描かれる。行動しなければ、景色は見えず、さらに、成功も失敗もしないということがよくわかる。また、意中の人ができたら、何もかも捨ててすぐさま動いたほうが良いのかもしれない、などまで考えた。お腹を抱えて笑う箇所も多く、これもまた、活動的な著者ならではかもしれない。恋愛、結婚、家族、仕事、お金などの悩みがある方は、女性も、男性も、ご一読を。前向きな気持ちになれる。

ISBN:978-4-04-108602-5
Cコード:0193
文庫判 384ページ
定価:760円+税
発行:KADOKAWA