日: 2024年3月15日

  • ブックリヴュー:『BIO HACKING 未来を生きるための遺伝子の理解』(高城剛 著、NEXTRAVELER BOOKS 刊)

     映像作家、著述家などで知られる著者と、バイオロジカル検査やSNPs遺伝子検査を用いた医療を行う医師2人の対談形式の本。著者の遺伝子情報を公開しながら、ヒトの発症リスクの高い疾患、食べもの、環境、職業別の適性、性格などを読み解く。一般的に知られることとは違った見解を持つ医師らの発言にショックを受ける人もいるかもしれない。やはりと思うことも書かれているかもしれない。私は著者が監督を務めた1991年のTVドラマ「バナナチップス・ラブ」の放映以前から、著者のウォッチャーで、高校時代からずいぶんと刺激されている。また、「健康のためなら死んでもいい」という目的のため、著者と同じくらい変わった食生活を送る者でもある。本書を読むたびに理解を深められ、食を中心とした自己実験や生活改善を試みることができる。対談相手の先生方は、総合心療内科で定評のある大学病院の出身なので安心感だ。体調不良が続く人、虚弱体質な人、健康を気にする人は、ぜひどうぞ。

    ISBN:978-4-99-105947-6
    価格:1800円+税
    発行:NEXTRAVELER BOOKS
  • 2024年3月15日発売予定:『日本と西欧の五〇〇年史』(西尾幹二 著、筑摩書房 刊)

    単行本
    ISBN:978-4-480-01791-8
    Cコード:0322
    四六判 432ページ
    定価:2,400円+税
    発行:筑摩書房